稚魚の放流

と き:2017年8月29日(火)
ところ:羽咋市釜屋海岸
参加者:羽咋市内小学校児童4~6年生67人 サポート35人
稚 魚:ヒラメ300匹
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                ◆◇◆ヒラメについて◆◇◆               
                                    石川県水産総合センター 
                                    生産部 志賀事業所
                                    研究主幹 達 克幸さん

ヒラメは、採卵から3日ほどでふ化し、最初に与える餌はワムシ(正式名称シオミズツボワムシ)という動物プランクトンを与えます。また、成長するに従ってアルテミアというもっと大きな動物プランクトンに変えていきます。
ヒラメは、ふ化した時は写真を見てもわかります様に普通の魚のように体の両側に目があります。
成長するに従って、目は片方にかたより通常、黒い部分(これは有眼側、白い部分は無眼側という)にかたよります。
皆さんは、ヒラメとカレイの見分け方についてわかりますか?通常ヒラメの仲間は左側に眼がかたより、カレイの仲間は右側に眼がかたよります。
簡単な見分け方としては、頭を上に向け目の位置が右にあるか左にあるかを見分けることでカレイか、ヒラメかがわかります。
人間が育てたヒラメには、通常白くなっているところに黒い色が出ることがあります、これは最初に与えるアルテミアの栄養の影響であることがわかってきました。そこで今では、ヒラメに与える前に栄養を強化した餌を与え黒化ヒラメは昔から比べると少なくなってきています。しかし、完全に解消されたわけではないため、逆に標識として体色の違うヒラメの数を数えることにより放流効果の算定がしやすいということもあります。
ヒラメは、1年たつと25㎝の大きさに成長し、約2年で30㎝を超える様になると漁師さん達の漁獲の対象となります。
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