〜松が喜ぶ環境づくり~松葉かきボランティア

◆◇◆クリーン・ビーチいしかわでは、平成21年に「いしかわ漁民の森づくりin能美~里海編~」を、能美市の根上町で実施しました。その時植えた松は、高坂・根上緑を守る会の皆さんの手で大切に育てられています。その松の生育のようすを見に、松葉かきに参加しました。◆◇◆

と き:平成24年6月17日(日)10:00~12:00

ところ:能美市根上山(根上稲荷神社)

主 催:高坂・根上町緑を守る会

協働団体:石川フォレストサポーター会、いしかわ能美の松原サポートクラブ
     クリーン・ビーチいしかわ(いしかわ漁民の森づくり植栽地担当)

参加人数:40人

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高坂・根上町緑を守る会
会長 北村共二

松林は、私たちの生活を災害から守ってくれる大切なもので、防風、防砂の役目もあります。根上山保全と環境を守るため「白砂青松」を目指します。

◎クロマツの植え方
1.植栽地は表面の腐葉土を取り除き、白砂の状態にします。
2.炭は針葉樹の燻炭で、粒の粗いPH調整したものを用意します。
3.穴を掘り、炭をスコップ1杯分入れ、平らに広げます。
4.松苗の根を炭の上に広げて炭を根が隠れるまで覆います。
5.最後に砂をかぶせ、支柱を立てひもで結びます。
※炭と砂は混合しません。

以上の方法で植樹すると、根上山では活着率97%になりました。
土壌中の微生物である菌根菌(キンコンキン)と炭と松の幼根がともに共生して、松は成長し、松露(ショウロ:きのこの一種)も収穫できます。

以上から、当会では菌根菌の散布を実施し、松が喜ぶ環境を作っています。

(菌根菌は、土壌中のリンやカリウムを松に供給し、松は光合成により成長した糖類等を菌根菌に供給します)

開会式(赤と白のジャンパーが北村氏)
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郵便事業会社金沢支店のみなさん
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「松葉かき」のボランティアに参加して

第一生命金沢営業職支部 大坂賀津美

私の所属する「第一生命労働組合金沢営業職支部」では、毎年、社会貢献活動の一環として、春には海岸清掃、秋には植林をしています。
 私たちは、平成21年10月4日「いしかわ漁民の森づくりin能美~里海編~」で、植林ボランティアとして参加しました。今回、このボランティア募集の案内があったとき、メンバーたちと一緒に植えたクロマツが、どれだけ成長しているのかをぜひ見たいと思い、参加を決めました。
 当日はあいにくの天候でしたが、楽しみにして出かけました。開会式では、地元のボランティア団体の方が、年に何度も根上山を整備し手入れされている事や、こよなくクロマツを愛していることを知り、本当に感動しました。
 開会式後、現場でいよいよクロマツとの対面。一目見た瞬間の感激を、今でも忘れることができません・・・。そこには、植えた400本のほとんどが、立派に成長していました。もう、見事という言葉しか浮かびませんでした。
 作業は小雨の中でしたが、松葉をかき集め、周辺の雑草を取り除いたら、まだ小さい松林がよみがえりました。数年後には、松を大きく成長させるために、その何本かは伐採されるそうです。また機会があれば、ぜひとも今後の成長を見守っていきたいと思いました。
 ボランティア終了後は、地元の皆さんから、おいしい豚汁と塩焼きそばを振る舞っていただき、その味の素晴らしさにまた感動!
 私にとりまして、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。あらためて、地元の方々のご配慮に対しまして、心より深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

第一生命労働組合金沢支部のみなさん
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活動後、地元産の野菜で作ったトン汁と焼そばをごちそうになり、親睦を深めました。
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