親子や家族で、浜辺に打ちあがった漂着物を調査しました。
自然物の漂着が多かった時代は、打ちあがった海からの贈り物を生活物資として利用していました。
(木や薪、海藻や魚介類、道具になる原料など ※よりものということがあります)
時代が変わり、今は自然物よりも人工物がたくさん打ち寄せ、浜を汚しています。
今回は、人工漂着物を「燃えるもの」と「燃えないもの」に分類し、
自然物では主に海藻の重量を調べてみました。
と き:平成25年6月8日(土)10:00~12:00
ところ:志賀町大島海水浴場
参加者:親子6組 19人
内 容:①漂着物調査(人工物分類と海藻、貝など自然漂着物調査)
石川県水産総合センター 普及指導課長 池森貴彦 氏
「よりものってな~に?」
②波打ち際の生き物観察
のと海洋ふれあいセンター 普及専門員 達 克幸 氏
「発見!波打ち際の生き物たち」曳網
◆漂着物調査の結果
調査した長さ 親子1組/海岸に平行に20m×海陸方向に30m(6組で120m)
調査班 燃えるごみ 燃えないごみ 海藻など 合計(kg)
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高橋さん 12.3 4.1 16.4
青木さん 10.7 1.2 11.9
銭元さん 5.6 0.8 6.4
井本さん 9.7 2.5 12.2
達 さん 5.4 0.9 6.3
森 さん 7.4 3.4 10.8
海藻調査 32.1 32.1
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漂着物合計 51.1 12.9 32.1 96.1
漂着物の割合 53% 13% 34% (重さで比較)
重さの比較では、人工物:自然物は 約7:3 でした。
晴れの日が続き、人工漂着物は乾燥していたので軽く、
海藻は濡れていたのもが多く、水分を含んで重いという結果でした。
また、大島海水浴場はほぼ一定の幅(約30m)で続いていて、長さは800mありますので、
単純に800÷120×それぞれの重さ で計算すると、
全体では
燃えるごみ 341kg 燃えないごみ96kg 海藻など214kg 合計641kg と推定されます。
波打ち際で採取された生き物:カレイ類、スズキ、フグ類の稚魚 海藻 と 空き缶1本